取り組み内容
➀ 新規顧客層への展開
- 読者に対して
これまでの顧客層は、10〜60代(主に30代以降)といった幅広い世代であった。新サービスを提供することで、WEBから情報収集を行う10〜20代の若い世代をさらに取り込むことが可能となる。また、趣味嗜好に沿った店舗や商品の提案、複数店舗を巡るイベントを仕掛けるなど、これを機に新しい顧客層が来店するきっかけを作る。
- 店舗に対して
アプリ版の費用対効果をPRして、誌面掲載よりも価格面でリーズナブルな点を訴求することで、これまで広告出稿が困難であった企業に対して、新規契約の起爆剤となる。
➁ 商圏の拡大
HANAMARUの設置箇所は東三河エリアで3,500程度であるが、周辺地域以外にも、スマートフォンなどから閲覧するユーザーに対してアプローチが可能となる。実質的に東三河エリア全域をカバーできるようになるため、商圏の拡大につながる。
➂ 独自性・独創性の発揮
従来の情報ポータルサイトは、カテゴリ検索や地図から店舗を検索するのが一般的であったが、検索システムを導入することで、顧客ごとに最適化された検索結果を表示させられるメリットがある。また需要予測機能との連動により、売上面だけでなくコスト面でのメリットも享受できる点が、独自性・独創性であると言える。
➃ ブランド力の強化
フリーペーパーとアプリが連動することで、リアルとネットの集客が可能となる。アプリによる最新情報配信や、地域イベントとの連動により、集客や認知度向上につながり、「HANAMARU」ブランドの強化にもつながる。
➄ 顧客満足度の向上
誌面上での情報だけでなく、地域イベント情報配信や検索システムの利便性を向上させること、店舗の需要予測を行うことで顧客満足度向上が実現できる。
➅ 価値や品質の"見える化"
店舗側は、本プラットフォームから得られる情報で、広告の費用対効果測定はもちろん、単独の事業者では把握困難な地域商圏における混雑状況や、ホームぺージの閲覧数など、精度の高いマーケティングを行うことが可能となる。
【サービス提供プロセスの改善】
- 読者側:これまでは、「HANAMARU」を見たユーザーが自身でWEB検索して情報を収集していたが、フリーペーパーとアプリが連動することで、最新情報の取得が可能となる点がプロセスの改善である。
- 店舗側:店舗単独のPRではなく、他店から流入する顧客も獲得が可能であるため、集客力の弱い店舗でも効率的に顧客を集客することができる。クーポン配信やSNS情報発信機能もある。
【IT利活用(効率向上に繋がる利活用)】
来店顧客の利用状況を予約システムやBeacon、アプリ、Wi-Fi機器のログをもとにした情報取得から把握し、店舗の稼働率向上や改善に活用できるため、効率的な店内オペレーションにつながる。